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ライフサイエンス

世界中の外科医とその患者さんを喜ばせる製品で世界中の手術を変えることが目標

佐藤 雄亮 講師 サトウ ユウスケ
所属
秋田大学 医学系研究科医学専攻 腫瘍制御医学系 胸部外科学講座
研究分野
生体材料学
キーワード
生体用接着性シート 生体用瞬間接着剤 水中接着剤 L8020乳酸菌 ペプチド 癌細胞増殖速度抑制 フォアヘッドレスト

食道外科医25年のキャリアの間に思いついたアイデアを形にしてくれるプロを探し出し、共同開発して
これまで3つの特許出願をしています。
世界中の外科医とその患者を喜ばせる製品で世界中の手術をより安全に、より簡単に変えることを
目標に、日々行動し続けています。

1. 高接着強度水中接着剤を応用した生体用接着性シートの開発 
 (令和7年度AMED次世代ヘルステック・スタートアップ育成支援事業採択 : 25he2822013j0001)
 「ガロール基修飾キトサンシートの製造方法、ガロール基修飾キトサンシートを備える多層シート」
  特願 2024-160040 (2024 年 9 月 17 日)

2. L8020乳酸菌が産生する特定のペプチドの癌細胞増殖抑制効果
 「癌細胞増殖抑制剤」
  特願 2025-008744 (2025 年 1 月 21 日)

3. 頚椎サポート用フォアヘッドレストの開発
「頚椎補助用フォアヘッドレスト」
  特願 2023-014058 (2023 年 2 月 1 日) 




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佐藤 雄亮 講師 サトウ ユウスケ
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研究内容

世界中の外科医とその患者さんを喜ばせる製品で世界中の手術をより簡単、短時間、安全に

日本国内で毎年12万件以上行われている消化器がん手術をより簡単、短時間、安全にし、消化器外科医の負担を減らしていくために全く新しい方法の消化管吻合の開発が必要であると考えアイデアを温めてきました。

消化管吻合の新しい方法のコンセプトとして
①研修医にでも使用できる
②作業時間が短い
③接着後に絶対に漏れない
の3つが重要であると考えました。

最も考えやすいのは、消化管の粘膜層と筋層が自らの治癒力で完全に癒合するまでの2週間、吻合すべき消化管の粘膜層、筋層同士をガッチリと固定し、どんな力が働いてもずれないシート状の構造で、2週間後以降に生体内で分解吸収されるものでした。

プロトタイプの画像。乾いた指で押してもくっつきませんが、濡れた指で5秒抑えると剥がれなくなります。

海洋生物からヒントを得た水中接着剤の原理を応用した接着性シートを開発

共同研究者である東京大学工学部の江島広貴教授が研究してきた「海洋生物からヒントを得た水中接着剤の原理」を応用した接着性シートを開発しました。
2023-2025年科研費:基盤(C)「高接着強度水中接着剤を応用した消化管吻合用シートの開発」

すでに現在臨床で使われている接着性のあるシート状の製品の5-10倍の接着強度を達成しています。
さらにこの研究内容で国の医療機器に特化した研究開発費を補助している機関であるAMED(エーメド) 令和7年度 次世代ヘルステック・スタートアップ育成支援事業に採択されました。

国のお墨付きを得ている研究ですが、この製品を1日も早く世界中の外科医とその患者さんに届けるにはまだまだ費用が不足しています。
ご協力どうかよろしくお願いします。

プロトタイプの耐圧強度の比較のグラフ。すでに現在臨床で使われている接着性のあるシート状の製品の5-10倍の接着強度を達成しています。