三日熱マラリアワクチン開発研究 〜マラリア撲滅を目指して〜
研究概要
マラリアは、ハマダラカが媒介する感染症で発展途上国を中心に年間2億人以上が感染し、その内60万人が亡くなっています。マラリアは治療の困難さに加え、致死率の高さや感染拡大が大きな課題であり、根本的な解決策としてワクチン開発が強く求められています。しかし現在でも有効の高いワクチンは存在しません。
私はマラリア撲滅を目指し、感染防御効果(感染を未然に防ぐ)、伝搬阻止効果(他者への感染も遮断する)の両方を備えた「マルチステージワクチン」の開発に取り組んでいます。
これまでの3年間でマラリア流行地域であるブラジル・マナウスへ渡航し、ワクチンの有効性を評価した結果、感染防御効果100%、伝搬阻止効果95%以上と非常に有望な結果を得ております。現在、実用化に向けて必要不可欠な前臨床試験を進めています。
これらの研究をさらに推進するために寄付のご協力のほど、よろしくお願いいたします。