研究プロジェクトの紹介

山形の子どもたちに最先端の体験を!『最先端機器を小・中・高校生にも開放したい!』

小白川キャンパス機器分析センターは、単なる研究設備ではありません。ここは、学生たちが最先端の科学に触れ、未来の研究者として成長していく場であり、地域社会と大学が連携し、共に未来をつくる地域共創の拠点でもあります。今、この場を守るために、皆さまの温かいご支援が必要です。本趣旨にご賛同いただき、ぜひ皆様のご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

山形大学 小白川キャンパス
小白川機器分析センター 冨樫 貴成 教授
山形大学 小白川キャンパス
冨樫 貴成
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小白川キャンパス機器分析センターが目指すこと

機器分析は、アイディア・使い方次第で、どんな研究にも貢献できます。新しい薬を作ったり、クマと人間の接触を減らしたり、地球温暖化を止めたり、スマホが割れなくなったり、皆さんの日常の小さな疑問も簡単に解決できるかもしれません。多くの人が気軽に分析機器を使える、それを地方都市山形から実現出来たらうれしいです。

先端分析機器で人材育成・地域活性化

私たち小白川キャンパス機器分析センターでは多くの研究室や学生、地域の企業・研究所が共通で利用できる分析機器を整備し、教育・研究両面で活用してきました。これらの機器は、学生実験から最先端の研究まで幅広く利用されており、小白川キャンパスにとって「知の基盤」となる存在です。しかし近年の物価高により装置の維持管理費・消耗品の交換にかかる費用(300万円超)が不足し、センターの安定運営に支障が出る恐れがあります。このままでは、利用制限や機器の停止、ひいては研究・教育活動へ大きな支障が生じる恐れがあります。
私たちはこの危機を乗り越え、引き続き山形大学および地域に開かれた分析基盤を維持・発展させるために皆様からのご支援をお願いすることといたしました。

機器分析について

機器分析は、分野問わず実験系の研究室に配属されれば、卒業までに必ず触れると言っても過言ではないほど、研究者にとって重要なプロセスです。昔は、各研究室・各研究所それぞれで必要な分析機器を所有して何十年と使い込んでいました。

現在の研究は、機器の機能向上によって成果が出るまでのスピードが速く、それに伴って研究手法などの変化も速くなり、異分野の手法・新たなアプローチが積極的に行われるようになっています。このような現代において、1台で数百万円以上の値段の分析機器を、研究スピードにのって各研究室で導入するのは至難の業です。今、全世界の大学で、みんなで使える分析機器が整備されています。

小白川キャンパス機器分析センターについて

小白川キャンパス機器分析センターでは、3部門に分けて、様々な分野の分析機器を、学内で、さらには学外の企業の方や公的な研究機関の方、地域の小中学生・高校生、みんなで利用できるように整備しました。テレビなどでも見聞きするDNA鑑定に必要なDNA配列を決定する機器や、小学校で原理を習う機器、いつ使っているの!?というレアな機器まで、センターのスペースが許す限り、積極的に導入してきました。今後も分析機器が増える予定です。

利用料金は、分析機器の購入費・ランニングコストから計算すると、とっても割安です。ただし、機器の定期メンテナンス・修理等が必要になりますので、利用料金とは別に、一律1団体あたり基本料金として年間4万円をご負担いただいています。しかし、高校生・中学生・小学生はすべて無料で利用できますので、学校を通して、やりたいことを是非ご相談ください。