研究者へ寄付
医療
大細胞神経内分泌肺癌におけるPD-L1と予後の関係 -新規治療開発を目指して-
髙森 聡
病院助教
タカモリ サトシ
- 所属
- 山形大学 医学部外科学第二講座
- 研究分野
- 呼吸器外科学
- キーワード
- 肺癌
大細胞神経内分泌肺癌(LCNEC)は予後不良であり、IA期において術後補助化学療法を施行されない場合、5y-OSが50-54%との報告がある。
LCNECは希少癌であり、治療開発は遅れている。また術後補助化学療法は、非小細胞肺癌(NSCLC)に準じるとされるが、小細胞肺癌(SCLC)の治療選択をされることが多い。またIMpower010などNSCLCに対する周術期免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の有効性の報告はあるが、LCNECの登録症例数は少なくその効果は不明瞭である。
さらに実臨床において、LCNECに対して小細胞肺癌レジメンが行われているが、PD-L1とICIの関係性および有効性は明確ではない。
本研究は、LCNECとPD-L1とICIの有効性及び長期予後の関係性を明らかにし、新規治療開発を行うことである。
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