研究者・大学名一覧

研究者・大学名一覧

研究者/大学

カナ

所属研究機関

  • 岡本 一男教授
    オカモト カズオ
    金沢大学
    がん進展制御研究所

    研究分野: 腫瘍学、免疫学、骨代謝学

    研究概要

    がんの転移はがん患者の最も多い死亡原因です。特に骨へのがん転移は、患者さんの生活の質(QOL) に影響を及ぼします。しかし、その治療法はいまだに存在していません。
     私たちは、①骨に転移したがん細胞では通常の免疫応答が弱いこと、②がん細胞が定着しやすい環境を骨内に築いていること、を明らかにしました。
     こうした研究成果をもとに、がん骨転移を予防し治療する画期的医療の開発を目指しています。

  • 唐島 成宙准教授
    カラシマ シゲヒロ
    金沢大学
    国際基幹教育院 GS教育系

    研究分野: 生体情報内科学、内分泌学、代謝学

    研究概要

    私は長年にわたり、医師として内分泌代謝疾患の診断と治療を手掛けてきました。研究面では、海外留学中に質量分析計を用いた網羅的測定方法を習得し、これを基に革新的な解析手法を開発し報告しています。2022年には、難治性副腎疾患に関する大規模研究を通じて、AIを用いた疾患予測アルゴリズムを開発し、その高い予測精度で注目を集めました。私は医療AI研究の専門家として、他の多くの診療科や学術分野との融合研究にも積極的に参加しています。また、VRやAIを活用した教育ツールの開発に尽力し、一般市民にも生活習慣病の予防と管理の知識を広めることを目指しています。
    〇研究課題
    ・マルチオミクス、ウエアラブルデバイスを活用した革新的診断予測支援ツールの開発
    ・マルチデバイス対応医療教育支援プログラムの開発
    ・健康経営と災害医療の効率化を目的とした領域特化型AIサービスの構築
    ・総合大学の資源を活用した文理医融合による地域医療の問題解決
     未来の医療ってどんなものを想像しますか?私の研究は、教育、研究、臨床の各分野での実績を通じて、医療の未来を創造することを目指しています。

  • 河合 望所長、教授
    カワイ ノゾム
    金沢大学
    古代文明・文化資源学研究所

    研究分野: エジプト考古学

    研究概要

    エジプトのサッカラ遺跡は、南北7Km、東西2kmの規模の古代エジプト最大の墓地です。この遺跡には最古のピラミッドであるジェセル王の階段ピラミッドなどの多数のピラミッドなど多くの墓が埋蔵されており、古代エジプト3000年間の歴史が隠されています。しかし、サッカラ遺跡の多くの場所は未発掘のままです。日本とエジプト観光考古省の合同調査隊は、サッカラ遺跡北部の東側斜面を発掘し、古代エジプトの王朝初期の墓、ツタンカーメン王の生きた第18王朝時代の墓、クレオパトラ女王の時代の墓が多数発見され、発掘地が大変有望な場所であることが明らかとなりました。今後さらなる発見が期待され、発掘調査、出土遺物の分析、保存修復等に多くの支援が必要とされます。研究をさらに推進するために寄付のご協力のほど、よろしくお願いいたします。

  • 河崎 洋志教授
    カワサキ ヒロシ
    金沢大学
    医学系 脳神経医学研究分野

    研究分野: 脳科学、医療、進化

    研究概要

    脳を理解することは、人間を理解することともいえます。私たちの研究室では、脳が正しく働くための仕組みや、病気の際に脳にどのような異常が起きているか研究しています。これらを通じて、新しい医療に貢献していきます。

  • 菊川 雄司准教授
    キクカワ ユウジ
    金沢大学
    理工研究域

    研究分野: 無機化学 機能性材料化学

    研究概要

    目には見えないナノサイズの原子の集合体で精密な"形"を作ります。形によって特性を制御できる、新しい材料化学の発展に寄与します。機能が発現する最小単位の化学、バナジウム、クラスター。

  • 久保 豊准教授
    クボ ユタカ
    金沢大学
    人間社会学域

    研究分野: 映画研究、映画批評、映画史、クィア・スタディーズ、日本研究、ジェンダー、セクシュアリティ、老年学、食文化

  • 小林 伸英助教
    コバヤシ ノブヒデ
    金沢大学
    医薬保健研究域医学系細菌学

    研究分野: 細菌学、免疫学

    研究概要

    ボツリヌス菌は生後約1歳未満の乳児に感染し、腸内で毒素を作り致死的な麻痺を引き起こします。一方で、成人には通常感染しません。例えば本菌の芽胞はハチミツに含まれることが知られており、赤ちゃんには与えないよう警告がなされていますが、大人はいくらハチミツを食べても全く感染しません。これはなぜでしょうか?
    1980年台初頭の研究から、腸内細菌が感染防御に重要であると考えられているものの、その後動物モデルを用いた感染実験は報告されておらず、詳細なメカニズムは現在でも不明なままです。
    本研究は、「なぜ乳児だけがボツリヌス菌に感染してしまうのか」という半世紀近くにわたる謎を解明し、新規の治療・予防法の開発につなげることを目的とします。
    当研究室では、現在(おそらく)世界で唯一ボツリヌス菌の感染実験を実働しており、無菌マウスやヒト乳児糞便移植マウスを駆使して、実際の感染状態における腸内細菌・宿主・病原体の相互作用を研究しています。ボツリヌス菌という特殊な感染機構を持つ病原体を介して、乳児型から成人型へと腸内細菌叢が変遷していくことの生物学的な意義についても迫ることができると考えています。

  • 小林 正和教授
    コバヤシ マサト
    金沢大学
    医薬保健研究域保健学系

    研究分野: がん、がん治療、放射線治療、イメージング学、放射線生物学、核医学

    研究概要

    我々は、生体内の様々な病変を超早期に検出可能なイメージング法の開発を行っています。特に、α線、β線等を用いた放射線内照射とX線等を用いた放射線外照射を利用したがんの放射線治療における治療効果増強法と副作用軽減法の開発に取り組んでいます。また、数十年後にはがんよりも致死率が問題になる薬物耐性菌感染症では、抗菌剤などの薬物療法の効果がなくなるため、薬剤耐性菌感染症を克服するために放射線治療の適応を考え、放射線内照射による薬剤耐性菌治療法を研究しています。

  • 佐川 拓也准教授
    サガワ タクヤ
    金沢大学
    理工研究域

    研究分野: 古気候・古海洋学

    研究概要

    いま地球気候は人間活動によって大きく変化しようとしています。しかし、人間が活動を開始する以前にはもっと激しい気候変動が起こっていたこともわかっています。
    人間活動に伴う気候変化を正しく評価するには、元来地球が持つ自然の変動リズムやそのメカニズムを理解する必要があります。当研究室では、海に生息する小さなプランクトンの化石から過去の海洋環境の変化を読み取り、地球気候の変動メカニズムを理解しようと研究を行っています。

  • 佐々木 素子准教授
    ササキ モトコ
    金沢大学
    医薬保健研究域 医学系 人体病理学

    研究分野: 人体病理学

    研究概要

    原発性胆汁性胆管炎(PBC)を中心に、細胞老化とオートファジー異常に着目して肝胆道系疾患の病態解明を行う。成果を診断治療に有用なバイオマーカーや新規の治療法の開発につなげる