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神経原性腫瘍モデルラットの新規構築と検証

米澤 宏隆 特任助教 ヨネザワ ヒロタカ
所属
金沢大学 救急科/整形外科
キーワード
骨軟部腫瘍学、骨粗鬆症、外傷

悪性軟部腫瘍では、広範切除術が標準術式である。悪性神経原性腫瘍の場合は予後も不良であるばかりか、神経も合併切除するため、患肢の機能予後も不良である。その生命予後、機能予後の改善のためには、そのモデル動物の作成・樹立が不可欠であるが、いまだに神経原性腫瘍モデルの作成・樹立は行われていない。その理由はヌードマウスにおいて、最も太い坐骨神経が直径1mmにも満たない解剖学的な特徴が原因であった。申請者らはヌードラットを用いた実験経験を活かし、ヌードラットを用いることでこの神経原性腫瘍モデル樹立の
可能性を見出した。神経原性腫瘍モデル動物の樹立により、腫瘍の神経内発育様式や、神経外膜のバリア機構、抗がん剤の効果などの解明につながる。さらには患者由来細胞移植モデルも作成することで、抗がん剤感受性試験によって個別化医療(テーラーメード医療)につながり、新たな治療薬の発見や、より低侵襲な手術法の開発など生命予後・機能予後に大きな福音をもたらすことができると確信する。


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米澤 宏隆 特任助教 ヨネザワ ヒロタカ
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